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麻しん風しんワクチンの二期接種をしましょう

2007-12-28 11:35:46

麻疹(はしか)の最近の状況

平成18年4月から麻しんと風しんのワクチンは混合ワクチンになり、その年の6月から小学校に就学する前の年の幼児(年長児)を対象に麻しん風しん混合ワクチンの二期接種(2回目のワクチンが定期接種化)が始められました。ところが平成19年の春から大学生を中心に若者のはしかが流行しました。平成12年から日本小児科医会と日本小児科学会は1歳の誕生日にはしかワクチンを勧める運動を推進し、平成17年には乳幼児のはしかは激減していましたが、今度は若者の流行が問題になってきました。平成18年の麻しん風疹ワクチンの一期・二期定期接種化により、平成12年度生まれ以降の小児は二期接種を済ませたことになっています。しかし当大阪地域では二期の接種率が70%前後で、全国でも低いレベルの都道府県となっています。もっと積極的に二期接種をして頂きたいものです。

なぜ若者に“はしか”が流行したのでしょう。

麻しんワクチンを受けずに思春期を迎えた若者がいることや、ワクチンを受けていたにもかかわらず免疫がついていなかったり(2-3%)、年齢とともに免疫が少なくなり発病を阻止できなくなった人が麻疹に罹っています。これが若者の間で現在“はしか”が流行している理由です。

二期接種(2回目接種)は次のような効果があります

  1. 1回の接種で免疫のつかなかった子どもにもう一度接種して免疫をつける。
  2. 1回の接種で免疫がついたにもかかわらず、年齢とともに免疫が低下していく子どもたちにもう一度接種して免疫を強固なものにする。
  3. 1回目のワクチン接種が出来なかった子どもにもう一度接種の機会を与える。

*2005年(平成17年)の段階で、世界192か国中171か国で麻しんワクチンは2回接種になっていましたが、日本は2006年(平成18年)から2回接種になったものです。

今後の日本の麻疹予防対策計画は平成24年度までに国内麻疹の排除です

そのため平成20年度から中学1年生と高校3年生に5年間の経過措置(平成24年まで)で麻しん風しん混合(MR)ワクチン追加接種(2回目接種)が実施されます。対象となる年齢の子どもは接種の機会を逃さないようにしましょう。

(東住吉区医師会理事 武知哲久)