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骨の老化~骨粗鬆症について

2014-10-23 16:50:53

自分の骨年齢を知っていますか?


 骨粗しょう症は、骨強度が低下し、骨折しやすくなる骨の病気です。以前は年を取ると誰でも骨が弱くなると思われていましたが、今では(骨を作る細胞(骨芽細胞)や骨を壊す細胞(破骨細胞)の仕組みなど)色々な原因で骨が弱くなることがわかってきました。この骨粗しょう症になると、骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなってしまいます。その結果、軽いケガなどでも骨折をするようになってしまいます。


 骨粗しょう症はそれ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが、これにより背中の骨や脚(大腿骨)の付け根の骨折から、寝たきりや車椅子の生活になる場合があります。そうなると患者さんの苦痛や周囲の方の負担も大きく、平均余命が大幅に短くなり命にも関わってきます。


 骨粗しょう症は自覚症状があまり無い病気で、気がついたときには病状がかなり進行し、知らない間に背骨が骨折を起こし背中が丸くなったり、身長が縮んだり、腰痛を生じたりします。そのため日頃から骨密度測定を定期的にうけるなどチェックが大切になります。


 骨密度の検査には、超音波を使ってかかとの部分の骨の密度を測る方法や、背骨や手の骨のX線写真を撮り、これを測る方法などがあり、近くの医療機関で簡単に検査を受けられます。


 また、骨の分解産物などを血液や尿で検査し、骨の新陳代謝から骨粗しょう症を調べる方法もありますから、短い期間で骨密度が減少した方はこれらも受けられると良いでしょう。


 これらの検査で骨粗しょう症またはその予備軍と判れば、食事でカルシュウムをしっかり摂るようにメニューを工夫したり、屋外で日光を浴びながら運動をするなど、日常生活の中で気を付けていくことが出来ます。また、骨粗しょう症の程度が強い場合には、治療薬を使用するようになりますが、まずは近くの医療機関で骨粗しょう症のチェックを受けましょう。


(東住吉区医師会理事 藤本勝久)